あらゆる暮らしのニオイを消臭・除菌してくれる「ファブリーズ」。
しかし、枕に使用するのは危険という噂があります。
なぜ、ファブリーズは枕に使用すると危険なのか解説していきたいと思います。
ファブリーズを枕に使用すると危険と言われている理由
ファブリーズを枕に使用すると危険と言われている理由は「第四級アンモニウム塩」「合成香料」「湿気」が挙げられます。
第四級アンモニウム塩
ファブリーズには、特定除菌成分「第四級アンモニウム塩(Quaternary ammonium compounds)」通称Quatという化学物質が含まれています。
第四級アンモニウム塩は、ウイルスなどの細胞膜を破壊することができ、生物を破壊できますが、人体にも悪影響があります。
「吐き気」や「頭痛」などがほとんどですが、「アレルギー」や「アトピー性皮膚炎」「皮膚障害」「殺精子作用」「妊娠率低下」「肝臓障害」「発がん性」などが起こる危険性もあります。
合成香料
消臭効果と共に良い香りがつくファブリーズですが、その香りの素は「合成香料」です。
人工的に作られた香りである「合成香料」は、鼻では良い香りと感じていても、実は脳では強いストレスを感じているのです。
また、ストレスだけではなく、合成香料の種類によっては「頭痛」や「吐き気」「アレルギー」を引き起こすものもあります。
さらに、初めは合成香料で気分が悪くなっていても合成香料に慣れると気にならなくなってしまいます。
湿気
枕や布団にファブリーズを使用してお手入れ完了していませんか?
実はそれ、ダニやカビの環境づくりを手助けしてしまっているのです。
枕や布団などの寝具は、定期的に天日干しをすることが重要なお手入れ方法です。
天日干しすることで、日光消毒や殺菌・さらに湿気を発散させてダニやカビの繁殖をおさえることができます。
ところが、天日干しをしないでファブリーズの使用だけをしていると寝具の湿気が高くなり、カビやダニにとって居心地の良い環境となってしまうのです。
ファブリーズを使うと汚れが蓄積する
衣類や枕などの寝具をファブリーズでお手入れしているつもりでも、実は汚れは蓄積していっています。
汗やソースなどの汚れなど目に見える汚れを「洗濯しないでファブリーズだけで良いかな?」と考える人はあまりいません。
汚れは洗うことで取り除くことができます。
また、汚れが蓄積することで嫌なニオイも発生します。
ファブリーズは「汚れたら洗い流す」という考えではなく、「汚れの上から消臭剤で封じ込めている」というわけです。
実際に、ファブリーズの公式サイトにも「ファブリーズには消臭・除菌効果はありますが、洗浄効果はありません。」と記載されています。
引用URL:https://www.myrepi.com/home/cleaning/febreze-faq-cloth/
「汚れは、洗う」が基本なのです。
まとめ
ファブリーズを枕に使用すると危険と言われている理由は、「第四級アンモニウム塩」「合成香料」「湿気」が挙げられることが分かりました。
雨で天日干しできない日はありますが、枕などの寝具は洗って天日干しすることを基本のお手入れとして実施するようにしましょう。
【おすすめ記事】