卵の殻は捨ててしまっている家庭は多いですが、卵の殻には「肥料」「虫よけ」という2つの効果を発揮する力があります。
だから、捨てるなんてもったいない!
本記事では、卵の殻がどうして肥料や虫よけになるのかをご紹介いたします。
卵の殻が肥料や虫よけになる理由
ホームセンターで購入すると、なかなかまとまったお金がいることも珍しくない肥料や虫よけ。
でも、卵の殻を使えば実質0円で肥料や虫よけが作れてしまいます!
・卵の殻が肥料になる理由
卵の殻が肥料になるのはどうしてか?
これは、土を中和させる働きがあるということと、卵の殻に栄養が豊富に入っていることが原因です。
卵の殻はアルカリ性で出来ているのですが、土は強い酸性で出来ています。
では、土が好むのはどの状態かというと、中性~弱酸性。
そこで、卵の殻を乾燥させて細かく砕き粉末にした状態で土と混ぜてあげると、水を与えた時に目には見えない卵の穴から水が浸透して土と中和→土に最適な状態を作ってくれます。
また、卵には植物の栄養で欠かせないカルシウムがたっぷりと含まれているのも特徴です。
だから、土に栄養が足らない時に卵の殻を入れておくだけで、植物の根っこが栄養を吸収できます。
卵の殻が虫除けになる理由
卵の殻が虫除けになる理由は、卵の殻の質感にあります。卵の殻はザラザラしていますよね。
このザラザラしたした質感の上をナメクジは通ることを嫌います。
よって、細かくした卵の殻を置いておけば、置いた場所をなめくじが通らなくなるので、なめくじ予防につながるというわけです!
小さな生き物にとっては、あの卵のざらつきが傷みに感じるのでしょうね!
・卵の殻はネキリムシの虫除けにもなる!
ナメクジ以外にも卵の殻は効果を発揮します。
ネキリムシで悩まされているご家庭は、卵の殻を小さく細かく砕いたら、種まきや定植直後の根本に敷いてみてください。
そして、その上から軽く土をかぶせておきます。
すると、ネキリムシが土から地上に頭を出した時に卵の殻がひっかかるため痛くなり、他の場所に逃げていきます。
100%防げるわけではありませんが、90%は防げる効果が期待できるのでチャレンジしてみてくださいね!
ちなみに、ナメクジやネキリムシ予防に使った卵の殻はそのまま放置でOKです。
先ほどお伝えしたように、卵の殻にはカルシウムなどの栄養がとても豊富に含まれているので、そのまま土の肥料になっていきます。
まとめ
卵の殻が肥料になる理由は、土を中和して植物が育ちやすい状態にしてくれることと、カルシウムなどの栄養が豊富に含まれているからでした。
また、卵の殻はナメクジやネキリムシなどの虫除けにも役立ちます。
これは、卵特有のザラザラした質感が虫たちに痛みを感じさせるからでした。
卵の殻は、自宅で簡単に乾燥させることも出来るし細かくすることも可能なので、肥料や虫除けグッズを購入する前にちょっと試してみてくださいね!