ナイシトールは脂肪を燃やし、更に余分な脂を便と一緒に出して、肥満症を改善する防風通聖散の漢方薬です。
ナイシトールを飲むことで人によって体調不良になること、黒い便が出たときの対処法についてお伝えします。
ナイシトールで黒い便が出た!黒いドロドロ便なら病院へ
通常 便の色は、黄色から茶色になります。
・ドロドロとした形状の黒いタール便
すぐに消化器内科や内科の病院に行くようにしてください。胃カメラを飲んで、胃がんや潰瘍がないかを確認する必要があります。
性状がコールタールみたいにネットリしていることもあり「タール便」ともいわれます。
ドロドロとした形状の黒いタール便が出るときは、胃や十二指腸などで出血が起こっている可能性があります。
・ウサギのフンのような黒いコロコロ便
ウサギのフンのような黒いコロコロ便は便秘の可能性があります。
少々黒っぽい便だと病気と無関係のこともあり、食べ物から来ていることもあります。
コロコロした固い便が出るのは、腸内で水分が吸収されすぎたためです。便秘の前兆なので、食物繊維をしっかりとりましょう。
本来ならば1日に1回のお通じが望ましいですが、三日以上便が出ないときは便秘と考えるようにしてください。
便が黒い原因は?
・出血の影響で便が黒い
血液中の鉄分が酸化することで便が黒くなります。鉄分がさびたような状態ですね。
柔らかい便は、食べすぎのせいで大腸が水分を消化できなかったことが原因です。
・腸内細菌の影響で便が黒い
腸内細菌で言うと、悪玉菌が増えた場合に茶色が濃くなったりして便が黒くなったように見えます。
悪玉菌が多いと腸の中で腐敗してしまい、黒っぽい便になるのです。硬さも大事です。さすがに触ることはできませんが、見た目で結構わかりますよね。
これもバナナくらいの柔らかさで、水分が75%ほど含まれている状態がベストです。
便秘解消のポイント
便秘を解消するためには、普段からの生活習慣をしっかりと見直すことが大事になってきます。
・食物繊維と水分をとる
普段から意識して食べ物から食物繊維をとるようにしましょう。食物繊維が腸のぜん動運動を活発にしてくれます。
白米を雑穀米やもち麦にする、納豆、ひじき、さつまいも、果物などからとるのがオススメです。
また、水分が少ないと便が固くなってしまうのでこまめに水分を取るように意識しましょう。
・ヨーグルトなどで腸内環境を整える
腸内環境を整えることで、毎日のお通じにつながります。
乳酸菌やビフィズス菌を含むプレーンヨーグルト、納豆などの発酵食品、善玉菌のエサになるオリゴ糖は腸内環境を整えるのに役立ちます。
また、腸内環境を整えるサプリとして善玉菌サプリメント「毎日善玉」も一緒に飲むのもいいですね。
日々の食事だけだと難しい人は善玉菌サプリと合わせて実践してみてください。
・運動をする
運動不足も便秘の原因になります。日常的に運動する習慣を取り入れるだけで、便秘を改善しやすくなります。
腹筋を鍛えると便をスムーズに押し出す力がつくので、効果も実感しやすくなります。腹筋運動は腹部の血行を促進して胃腸の働きをよくしてくれるので、ぜひ取り入れたいですね。
ウォーキング、ランニング、ヨガなどの全身運動もおすすめです。
簡単なことから日常に取り入れるようにしましょう。
ナイシトールで体調不良になる?
ナイシトールに含まれる漢方薬の副作用は、胃腸不良だけでなく、むくみや高血圧といった形でも現れます。低身長や低体重の人ほど起こりやすいといわれ、身体機能の低下した高齢者も同様です。
体調不良にならないためにも飲み方が大事です。飲み方の基本は、食前などの空腹時に飲むのが最も効果的です。
ナイシトールは、肥満症に効果を発揮する防風通聖散エキスを配合しているので、食事の30分前、食間、食後の2時間後に飲むようにしましょう。
ナイシトールの効果はどれくらい?
ナイシトールの効果はどれくらいなのか、人にもよりますが「1週間」ぐらいです。
もちろん個人差はありますが、ナイシトールの効果は便秘には1週間は見ておいた方がいいですね。
ナイシトールを飲み始めて便通がよくなるのが効果が出てきたサインです。
まとめ
今回は、ナイシトールの副作用である体調不良や下痢、黒い便が出たとの対処方法や便秘解消のポイントを説明しました。
便が腸の中に居続けると、便の中の水分が腸に吸収されてさらに便が固くなって出にくくなっていきます。放っておくとどんどん便秘は悪化していくので、なるべく早く対処するようにしたいですね。
本当に気を付けなければならないのは、泥状の便がイカ墨のようにドロッと真っ黒だった場合です。すぐに病院に行き、消化器内科の専門の先生に相談しましょう。