安くて便利な「スーパー弁当」。
昼食としてや仕事終わりの夜ご飯として利用している人は多いと思います。
でも何となく体に悪い気はしていませんか?
そこで、今回はスーパー弁当が体に悪い理由やお弁当の選び方のコツなどを詳しく解説していきたいと思います。
健康な体こそ、仕事もプライベートも充実させる秘訣です。
ぜひ、一読くださいね。
スーパー弁当が体に悪い3つの理由
仕事終わりや一人暮らしの人など、利用する人が多い「スーパー弁当」。
たまに利用する程度であれば問題はありませんが、毎日食べ続けるのはちょっと考えものです。
なぜ、スーパー弁当は体に悪いのか?
それは、
・高カロリー
・塩分過多
・ビタミン・ミネラル不足
の3つの理由が考えられます。
高カロリー
スーパー弁当は、いかに安くてボリュームのあるお弁当を作れるかがポイントです。
その結果、「揚げ物がたっぷり詰め込まれたお弁当」や「脂がたっぷり使われたこってり系のお弁当」など、高カロリーのお弁当ばかり並んでいます。
先ほども言いましたが、たまに利用する程度なら良いでしょう。
ですが、毎日高カロリーのスーパー弁当を食べていると…「肥満」「生活習慣病」「便秘」「肌荒れ」「ストレス」など体は悪影響を受けるばかりです。
塩分過多
スーパー弁当は、温めずに冷たいままでも食べられる前提で作られています。
ただ、人の舌は冷たい食べ物は「味が薄い」と感じる性質があるんです。
そのため、お弁当に使われている塩分は多く、冷たくても美味しいお弁当になっています。
塩分を過剰に摂っていると「むくみ」や「高血圧」「腎臓」「心臓病」を引き起こすリスクが高くなるんですよ。
ビタミン・ミネラル不足
ビタミンAやビタミン12など、活力のもとになる「ビタミン」は、私にとって重要な栄養素です。
また、体の調子を整えてくれる「ミネラル」も私たちの体には欠かせない栄養素です。
そんなビタミンやミネラルは、
・緑黄色野菜
・果物
・アボカド
・小魚
など、スーパー弁当にはあまり使われていない食材に豊富に含まれています。
つまり、スーパー弁当ばかり食べているとビタミン・ミネラル不足になるということ。
ビタミン・ミネラル不足は、「疲労感」「倦怠感」「目の角膜や粘膜にダメージ」「免疫力の低下」などが起こるリスクがあります。
食品添加物の使用は体に悪くない?
少し前であれば、スーパー弁当やコンビニ弁当は「食品添加物が多く使われているから食べるのは危険!」と言われていましたよね?
そういえば、最近聞かなくなったと思いませんか。
「食品添加物」は、食感や味・香りを良くしたり、長持ちさせるためにスーパー弁当に当然のように使用されています。
ですが、日本の食品添加物は「安全性が確認されたもの」が使用されており、摂り過ぎなければ問題ではないんです。
さらに、「食品衛生法」によって食品添加物の使用基準は細かく制限されていて、製造会社が好き勝手に配合することはできません。
つまり、食品添加物による体への影響は今、それほど恐れる必要はないというわけです。
とは言え、「摂り過ぎは良くない」ということは覚えておいてくださいね。
スーパー弁当を上手に選ぶ6つのコツ
摂り過ぎは体に悪いことが分かったスーパー弁当。
でも、便利で美味しいこともあり、全く利用しないのは難しいですよね。
そこで、スーパー弁当を選ぶコツを6つ、ご紹介したいと思います。
①カロリーが低いお弁当
まずは、お弁当に書かれているカロリーを意識して見る習慣をつけていきましょう。
・成人男性の1日の摂取カロリー目安は、約2,400kcalから3,000kcal
・成人女性で1日の摂取カロリー目安は、約約2,000kcalから2,400kcal
これを間食無しの3食で計算すると
・成人男性の1食の摂取カロリー目安は、約800kcalから1,000kcal
・成人女性で1食の摂取カロリー目安は、約約666kcalから800kcal
というわけです。
スーパー弁当でよく見かける「ハンバーグ」「から揚げ」「エビフライ」「焼肉」など、1,000kcalを超えるお弁当もあります。
まずは、カロリー表示を見て自分の生活習慣や消費カロリーに合ったお弁当を選ぶようにしましょう。
②塩分が少ないお弁当
カロリーと同じように塩分も見る習慣をつけていきましょう。
1日の塩分の摂取目安は、
・男性:7.5g未満
・女性:6.5g未満
これを間食無しの3食で計算すると
・男性:2.5g未満
・女性:2.16g未満
ということになります。
塩分の表示は「ナトリウム(Na)」で表示されていることがあります。
「ナトリウム×2.54÷1,000」が食塩相当量(塩分)です。
少しややこしいので、「Na395mg=食塩1g」と覚えておいてください。
これをお弁当に表示されているNaに当てはめて塩分が多すぎないかをチェックするようにしましょう。
③主食・主菜・副菜が入っているお弁当
スーパー弁当は、主食となるご飯や麺類などの炭水化物が多く入っているものが多いです。
そこで、意識して
・主菜となる「お肉」や「お魚」
・副菜となる「野菜」「きのこ」「海藻」
などが入ったお弁当を選ぶようにしましょう。
「〇日分の野菜」などと表示された野菜メインのお弁当も良いですね。
仕事終わりにスーパーに立ち寄るのであれば、帰宅してちょっと火を加えて食べる「一人鍋」がおススメ。
野菜やたんぱく質が摂れて胃腸にも優しいですよ。
④色の薄いお弁当
彩りが鮮やかなお弁当は、色々な着色料が使用されているお弁当です。
見た目は悪いかもしれませんが、色の薄い茶色いお弁当が体には良いんです。
着色料もお弁当に表示されている場合があるので、一度チェックしてみてくださいね。
⑤ビタミン・ミネラルは別の食材で補う
スーパー弁当に足りないビタミン・ミネラルは別の食材で補うのがおススメです。
例えば、生サラダや海藻サラダ・野菜ジュースが手軽ですね。
種類が豊富なスムージーもおススメです。
⑥牛乳やヨーグルトをプラス
スーパー弁当は、牛乳に豊富なカルシウムはほとんど含まれていません。
そこで、サラダと同じように牛乳をプラスして買うのがおススメです。
牛乳が苦手な人は飲むヨーグルトや豆乳がおススメです。
豆乳は、味の種類が豊富なので食事の楽しみもプラスできるのではないでしょうか。
まとめ
スーパー弁当は、たまに利用する程度であれば問題はありませんが、毎日食べ続けるのは体に悪い食べ物です。
・高カロリー
・塩分過多
・ビタミン・ミネラル不足
上記は、私たちの体を不調にさせます。
これからは、カロリーや塩分など意識してチェックして購入してみてくださいね。
もちろん、他の食材で補うことや他の食事で栄養素を補うことも忘れないようにしましょう。