ラカントとは羅漢果(ラカンカ)のエキスとトウモロコシの発酵から得られる天然甘味成分エリスリトールから作られた自然派甘味料です。
しかし、そんな天然素材を使って作ったクッキーがまずい!という声があがっています。
そこで今回の記事では、なぜラカントで作ったクッキーがまずくなってしまうのかを検証し、美味しく作る方法を紹介します。
ラカントのクッキーがまずい理由は?
ラカントのクッキーがまずくなってしまう理由は大きくわけて2パターン考えられますので、紹介します。
・クッキーの作り方を間違えている
まず、そもそもクッキー作りに問題があるパターンが考えられます。
クッキーはお菓子作りの中では工程が少ないため、初心者でも簡単に作れそうというイメージを持たれることが多いです。
しかし、材料がシンプルで、生クリームなどでカモフラージュも出来ないため、しっかり作らないとまずい仕上がりになってしまいます。
ですので、簡単だからとあなどらず、今一度クッキーの基本的な作り方をおさらいしてみる必要があるでしょう。
・ラカントの量が多すぎる
次にラカントの量が多すぎるということが考えられます。
ラカントの量が多いと混ぜたときに溶かしきれず、焼いたあとに出てくる場合があります。
また、ラカントは砂糖と同じ甘さですので分かりやすいですが、他の低糖質甘味料は砂糖の3〜4杯の甘さを持つものもあります。
ですので、砂糖と同じ要領で加えてしまうと、甘すぎて食べれなかった!という事態になりかねませんので、注意が必要です。
ラカントのクッキーを上手に作るには
ここまでラカントのクッキーがまずくなってしまう理由を紹介してきましたが、ここからは上手に作る方法を紹介します。
・バターに入れる卵は数回に分けていれる
卵とバターを混ぜるときには面倒くさがって1度にドバッと入れずに、数回に分けて入れるようにしましょう。
クッキーを作る方の多くが苦戦するポイントとしては、「乳化」です。
乳化とは、油脂(バター)と水分(卵)を混ぜることを言いますが、一般的に油と水は混ざり合わない性質があるため、一度に全量を入れて混ぜてしまうと、乳化がうまくいかないことがあります。
乳化が上手くいかないと、うまく卵とバターが混ざっていない状態になるため、焼いたときに食感が悪いクッキーになってしまうのです。
・分離したらボールの温度を上げる
特に冬は室温が低くなり、分離しやすくなります。
分離してしまったと思ったときの対処法としては、バターと卵の入ったボールの下を軽く火で炙るなどして、温度を上げてください。
・サックリと混ぜる
粉を混ぜるときにはサックリと混ぜましょう。
粉をかき混ぜるようにして一生懸命混ぜてしまうと、焼き上がりの食感が悪くなり、食べたときにクッキー特有のサックリした食感にならなくなってしまいます。
人工甘味料はスイーツ作りに向かない
人工甘味料は主に清涼飲料水やガムなどの食品に使われていますが、スイーツ作りには向きません。
人工甘味料は加熱をすると甘味が落ちてしまいますので、もしどうしても加えたい場合には加熱後の出来上がり直前でなんらかの方法で加えると良いでしょう。
まとめ
ラカントで作るクッキーがまずくなる理由としては、根本的にクッキーの作り方が間違っている場合と、ラカントの量が多すぎる場合が考えられます。
クッキーを作る際にはラカントの適量を守り、バターと卵の分離に気を付けながら、粉をサックリ混ぜることを心がけましょう。