オートミールを食べたらお腹がゴロゴロするのは「食物繊維の多さ」が原因です。
食べてお腹がゴロゴロするときはオートミールの量を減らす、市販の整腸剤も併用するのが効果的です。
お腹がゴロゴロする原因と対策
健康的なイメージのオートミールですが、食べるとお腹がゴロゴロすることがあります。
女性に嬉しい効果がたくさんある食べ物なので、お腹の不調をひき起こす原因と対策を知って、うまく食事に取り入れたいですね。
原因は食物繊維の多さ
オートミールを食べてお腹がゴロゴロする原因は、食物繊維の摂取量の多さだと言われています。
オートミールには、白米の18.4倍もの食物繊維が含まれていて、不足しがちな食物繊維を効率的に摂取できる食べ物です。
さらに、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の両方が摂れるのも特徴です。
食物繊維は便秘を解消してくれるなど健康的なイメージがありますが、摂りすぎると逆に悪影響を及ぼす可能性があるようです。
食物繊維を食べ過ぎて起こる可能性のあるマイナスの作用には、お腹がゴロゴロするほかに、便秘や下痢、おならが良く出るといった症状があるのだそうです。
お腹がゴロゴロするときは量を減らす
オートミールを食べてお腹がゴロゴロすると感じたら、量を減らしてみましょう。
例えばオートミールを食べるのが1日3食のうち2食なら、それを1食に。1日1食でもお腹がゴロゴロするなら、1食の量を少なくしましょう。
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2015年版)」よると、18~69歳の1日あたりの食物繊維の目標量は、男性は20g以上、女性は18g以上とされています。
また、「一日に一回、規則的に排便がある」ことも食物繊維の必要量の目安とされます。
オートミール100gに含まれる食物繊維は約9.4gなので、1日の摂取量の目安はおよそ200gとなります。
オートミールは通常、お粥にしたり、牛乳や水でふやかしたりして食べるので、1食分は20g前後、おなか一杯食べたとしても100gほどでしょう。
1日に200gも食べることはあまりなさそうですが、もし200gを大きく超えている場合には、量を減らすようにしましょう。
市販の整腸剤も活用してみる
オートミールを食べて、お腹がゴロゴロするのが気になるなら、市販の整腸剤を試してみるのも手です。
整腸剤には一般的に腸内環境を整える効果があるので、お腹のゴロゴロを落ち着かせてくれる可能性があります。
また、下痢になってしまったら市販の下痢止め、便秘がひどいなら市販の便秘薬を服用してみるのも良いですね。
オートミールを食べて常に不調が出るのであれば量を減らす方法がおすすめですが、一時的な症状であれば市販薬を使うのが便利です。
お腹がゴロゴロしないレシピを紹介
オートミールを食べてもお腹がゴロゴロしにくい、お腹に優しいレシピをご紹介します。
電子レンジで簡単に作れるオートミール粥の作り方です。
まずはオートミール25gと水150g、豆腐100g、だしの素小さじ1と、野菜など好みの材料を軽く混ぜます。
それをレンジで3分半ほど加熱し、軽く混ぜます。最後にかつお節ととろろ昆布をトッピングしたら出来上がりです。
濃い目の味付けが好みなら、白だしを追加するのがおすすめです。
お粥にするとオートミールがふやけてかさが増え、食べ過ぎを防ぐことができます。
他の材料も胃腸に刺激を与えにくいので、お腹がゴロゴロしにくいです。
まとめ
オートミールを食べるとお腹がゴロゴロすることもありますが、それは豊富な食物繊維が含まれている証拠でもあります。
不足しがちな食物繊維をたっぷり摂れる食べ物なので、少量をお粥にしてふやかして食べるなど、量を調整してうまく取り入れたいですね。
また、女性ホルモンの分泌促進やアンチエイジング効果も期待できるので、女性にとっては特に嬉しい食べ物です。