寝る前までは普通だったのに、朝、寝起きに足に力が入らなくなったことありませんか?
実は、寝起きの足に力が入らない現象は、「血行不良」や「自律神経の乱れ」「筋力の衰え」など様々な原因が考えられます。
一時的に治る場合がほとんどですが、症状が続く場合は病気が潜んでいる恐れがあります。
そこで、今回はヤフー知恵袋の意見を参考に、寝起きの足に力が入らない原因を見ていきたいと思います。
また、対処法も解説していくので、ぜひ悩んでいる方もこれからの予防のためという方も参考にしてみてくださいね。
寝起きの足に力が入らないのはどうして?知恵袋の意見まとめ
一時的なものや症状が続く場合もある、「寝起きの足に力が入らない」意見をまとめてみました。
(ヤフー知恵袋に寄せられた意見も含みます。)
・睡眠麻痺
・一時的に血行が悪くなっている
・一時的なら電解質の異常
・疲れが溜まっている
・ストレスが溜まっている
・病気の可能性
・症状が続くなら病院を受診するべき
などが挙げられていました。
改善策・対処策としても
・食生活の見直し
・ストレスの発散
など、日ごろの生活を見直してみることがまずできることとして挙げられていました。
では、より詳しく寝起きの足に力が入らない現象について調べていきましょう。
一時的に寝起きの足に力が入らない場合の原因3選
寝起きの足に力が入らない現象が一時的に起きている場合は、「足の筋力の衰え」「睡眠不足」「血行不良」などの原因が考えられます。
足の筋力の衰え
人は、加齢や運動不足によって足の筋力が衰えていきます。
足の筋力の衰えを予防するためには、日常的に運動をしたりマッサージ・ストレッチを心がけましょう。
睡眠不足
睡眠不足は、体の疲れが十分に回復せず体の機能が低下してしまう大きな原因です。
忙しさに任せてしっかり睡眠がとれないという人も多いと思いますが、睡眠不足は仕事・プライベート何事においてもパフォーマンスの低下の引き金となります。
まずは、生活習慣を見直して睡眠時間の確保を心がけましょう。
血行不良
運動不足やストレスなどにより人はけっこが悪くなります。
その結果、寝起きの足に力が入らない場合があります。
やはり適度な運動やマッサージ・ストレッチがポイントです。
また、ゆっくりお風呂に浸かるのもおススメです。
一時的に寝起きの足に力が入らない場合の対処法
一時的に寝起きの足に力が入らない場合は、いくつかの対処法があります。
温める
まずは、足を温めることで血行をよくして筋肉をゆるめてあげましょう。
温かいお風呂にゆっくり浸かったり入ったり、足湯や温かいタオルで足を包むだけでも効果があります。
マッサージをする
寝起き足に力が入らない場合は、マッサージをしましょう。
ふくらはぎや足の裏を指圧したり揉んであげるのです。
自分でもできますが、他の家族にお願いしたりマッサージ店に行くのもおススメです。
ストレッチをする
寝起き足に力が入らない場合は、筋肉を活性化させられるストレッチもおススメです。
一度、起き上がり足の指をつまんだり足首を回してみましょう。
慣れてきたら軽く疲れるくらいのスクワットにチャレンジしてみましょう。
足に力が入らない時以外にもストレッチはやり続けると効果的です。
運動をする
運動不足は、血行不良の原因の一つです。
日常的に運動をすることで、血行が良くなり、筋肉を鍛えることができます。
軽い運動でも良いので、続けることが重要です。
ウォーキングやスイミング、得意で続けられそうな運動を選んでくださいね。
7時間は寝る
忙しい日々を過ごしている人は難しいかもしれませんが、睡眠不足は見えない疲れが溜まっていく原因です。
特に22時から深夜の2時は、成長ホルモンが分泌されて体が回復する時間帯です。
毎日ではなくても良いので、まずは寝れるタイミングからはじめてみましょう。
どうしても難しい場合は、昼間に15分仮眠するだけでも違ってきますよ。
寝相を見直す
いつも決まった寝相で寝ていると、体の一部分だけが圧迫されて血行が悪くなってしまいます。
まくらの高さや硬さ、マットレスを見直したり、足を少し上げて眠るだけでも血行が変わってきます。
いつも同じ寝相で寝ている方は、一度寝相を見直してみてくださいね。
食生活を見直す
食生活が乱れていると体に十分な栄養が足りず、体に様々な症状が現れます。
知恵袋にもあった「電解質の異常」というように、私たちの体の約60%を占める水分には、電解質=イオンが含まれています。
電解質・イオンは、筋肉や神経の働きを調節してくれる役割があります。
ただ、ミネラルの一つ「カリウム」の摂り過ぎは、「高カリウム血症」という脱力感や筋肉・神経の症状が現れる場合があります。
カリウムが多く含まれる「バナナ」「じゃがいも」「納豆」「とうもろこし」「ナッツ類」「アボカド」の摂り過ぎには気をつけてくださいね。
そして、最近はダイエット目的で「糖質」を摂らない人が急増しています。
ですが、糖質は体を動かすエネルギーのもとで筋肉を動かすミネラルも含まれています。
過度な糖質制限は、健康も美容も遠ざけてしまうので、注意してくださいね。
食事は、お菓子やアルコール控えて1日30品目を心がけましょう。
寝起きの足に力が入らない症状が続く場合の原因3選
ただ、寝起きの足に力が入らない現象が一時的ではなく、症状が続く場合は注意が必要です。
①起立性調節障害
寝起きの足に力が入らないだけでなく、
・立ちくらみ
・めまい
・動悸
・息切れ
・午前中だけ調子が悪い
・頭痛
・乗り物に酔いやすい
などの症状がある場合、自律神経の乱れで起きる「起立性調節障害」の可能性があります。
「起立性調節障害」は、思春期前後の小児、特に女子に起こりやすい病気で、「ストレス」「睡眠不足」「低血圧」などが続くと起こりやすい病気です。
「起立性調節障害」を治すには、規則正しい生活が重要ですが、医療機関に相談したり専用のサプリメントを飲んでみる対処法もおススメです。
②一過性脳虚血(のうきょけつ)発作
一過性脳虚血(のうきょけつ)発作とは、一時的に脳の血管に血栓が詰まり、脳の血流が悪くなることで起きる病気です。
片方の手足のみしびれたり、脱力する特徴があり、ろれつが回らなくなる場合もあります。
きっかけは一時的な血行不良ですが、一過性脳虚血発作が起きると1ヶ月以内に脳梗塞が発症する確率が高いことが明らかになっています。
一過性脳虚血発作は、脱水状態に陥り血液の濃度が濃い場合に起こりやすい病気です。
予防には小まめに水分をとり、十分な水分を体に蓄えるようにしておきましょう。
③脳卒中
足に力が入らないのが、寝起きや一時的とは限らず、症状が続く場合は「脳卒中」の可能性があります。
足に力が入らない以外にも
・しびれ
・頭痛
・吐き気
・物が2重に見える
・ろれつが回らない
・手足の麻痺
などの症状がある場合は、すぐに救急車を呼び、適切な診断と治療を行っていきましょう。
まとめ
寝起きの足に力が入らない場合、一時的なものだけでなく病気が潜んでいる可能性があることが分かりました。
知恵袋の意見にもあったように日ごろの生活を見直すのが第一です。
「食事」「睡眠」「運動」、まずできるところからの改善を行って健康を手に入れていきましょうね。