朝に紅茶を飲んでシャッキと一日をスタートしているという方は多いと思います。
しかし、朝に紅茶を飲むことはダメという意見があります。
そこで、今回はなぜ朝に紅茶を飲むとダメなのか理由を解説していきたいと思います。
紅茶を朝に飲んだらダメな理由4つ
紅茶を朝に飲んだらダメな理由は、
「カフェイン」
「シュウ酸」
「タンニン」
「肥満」
が挙げられます。詳しく見てみましょう。
カフェイン
カフェインは、眠気覚ましなどに効果的で朝一に飲まれる方は多いと思いますが、体がすでに覚醒されているタイミングにさらにカフェインを摂取すると、カフェインへの耐性が高くなり、カフェインが効きにくい体になってしまうのです。
さらに、カフェインは過剰摂取すると中毒症状を引き起こす可能性あるため、過度な摂取はおススメできません。
他にもカフェインの過剰摂取は、下痢や利尿作用・寝つきが悪くなるという症状、ミネラルなどの栄養素の吸収を阻害しメラニンの拡散でシミができやすくもなります。
カフェインの1日の目安摂取量
カフェインの1日の目安摂取量は、約400mg、妊婦さんの場合は300mgです。
紅茶に含まれているはカフェインは、100mlあたり30mgから40mgのものが多いので、一見問題ないように思えますが、カフェインが入ったものはお茶やコーヒーなどにも含まれていることを忘れてはいけません。
1日でどれだけのカフェインを摂取しているのか考えるのが大切なんです。
シュウ酸
紅茶に含まれている「シュウ酸」には、腎臓から尿道までの尿路に結石が生じる「尿路結石」の原因にもなります。
腎臓への負担も大きいので、紅茶は飲みすぎないようにしましょう。
タンニン
紅茶に含まれている「タンニン」には、鉄分の吸収を抑えてしまう働きがあります。
特に貧血気味の方は、食事中や食事前後に紅茶を飲むことは控えた方が良いでしょう。
肥満
朝一番は空腹で、摂取したものを吸収しやすくなっています。
その時に糖分の多く入った紅茶を飲んでしまうと、体は糖分を吸収し肥満につながりやすくなってしまうのです。
カフェインを含む紅茶をはじめ、コーヒーやお茶を飲む場合は、起床後1時間以上経ってから飲むことをおススメします。
悪いことばかりじゃない紅茶がもつ効能
カフェインやシュウ酸を含む紅茶は飲んではいけないのかと言うとそうではありません。
もちろん、良い効能もたくさんあります。
リラックス効果
紅茶に含まれているアミノ酸の一種、テアニンには「リラックス効果」があります。
風邪やインフルエンザの予防
紅茶に含まれるポリフェノールには、「殺菌」「抗菌作用」があります。
そのため、風邪やインフルエンザの予防にも効果があります。
血糖値のコントロール
紅茶には、酵素の活動を抑制する働きがあるため、食後の急激な血糖値の上昇を抑える働きがあります。
脂質の吸収を抑える
紅茶に含まれるポリフェノールには、脂肪の分解を抑制し脂肪の吸収を抑える働きがあります。
紅茶と同じように茶葉から作られる「緑茶」や「烏龍茶」と比較した実験では、紅茶の摂取による結果が、最も脂肪の吸収を抑えたデータも明らかになっています。
つまり、紅茶が体に悪いのは朝起きてすぐに飲むことや過剰に飲んでしまう点です。
他の飲み物からのカフェイン摂取量も踏まえて1日の飲む量を決めると良いでしょう。
まとめ
紅茶を朝に飲んだらダメな理由は、「カフェイン」「シュウ酸」「タンニン」などが挙げられますが、どれも過剰に摂取した時の場合です。
紅茶にはリラックス効果や風邪・インフルエンザの予防にも効果的な飲みものです。
過剰に摂取せず、適度に飲んで体にも心にも良い時間を過ごしてくださいね。
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