足の裏が痒くなる原因は「乾燥」が主な原因です。
他にも「ダニ」が原因の場合や「汗疱(かんぽう)」と言われる小さな水ぶくれや皮むけが起きる痒みもあります。
ですが、お風呂上がりに目立って足の裏が痒いのは、「乾燥」の他に「温熱蕁麻疹(おんねつじんましん)」や「水虫」などの原因も考えられるんです。
今回は、知恵袋に寄せられたお風呂上がりに足の裏が痒くなる原因や対策をはじめ、自宅でできるおススメのケアなどをご紹介したいと思います。
風呂上がりに足の裏が痒いのはなぜ?知恵袋の意見をまとめ!
どうしてお風呂上がりにお足の裏が痒くなるのでしょうか?
まず、知恵袋に寄せられた意見をまとめました。
原因
・水に含まれている「塩素」による乾燥
・水に含まれている「塩素」によって悪化する「敏感肌」
・水虫
対策
・冷水などで冷やす
・お風呂に備長炭を入れる
・皮膚科で水虫かどうかを調べる
などが挙げられていました。
では、詳しく調べていきましょう。
お風呂上がりに足の裏が痒くなる原因3選
なぜお風呂上がりに足の裏が痒くなるのか3つの原因を解説していきますね。
乾燥
やはり、お風呂上がりに足の裏が痒くなる主な原因は「乾燥」です。
私たちの肌にはそもそもバリア機能が備わっており、そのおかげで保湿状態が保たれています。
しかし、入浴をして体を洗うことで肌のバリア機能ははがれ落ちてしまうのです。
その結果、肌が乾燥してしまい、痒みが引き起こされるのです。
特に「乾燥肌」や「敏感肌」の人は、お風呂で乾燥しやすく痒みが引き起こされやすい特徴があります。
塩素
そして、肌の乾燥を加速させているのが、知恵袋に寄せられた意見にもあった水に含まれている「塩素」なんです。
塩素に対して肌が過剰に反応し「乾燥」、そして「痒み」が起きやすくなってしまうのです。
温熱蕁麻疹(おんねつじんましん)
2つ目の原因に「温熱蕁麻疹」が考えられます。
「温熱蕁麻疹」とは、肌の表面温度が急激に温まることで引き起こされる「蕁麻疹」のこと。
特に冬の乾燥した季節や血行が悪い人、乾燥肌の人に起こりやすい特徴があります。
お風呂上がりの他に、カイロを肌にあてた時にも温熱蕁麻疹は現れることがあります。
水虫
「白癬菌(はくせんきん)」と言われるカビの一種に感染することで起こるのが「水虫」です。
足の裏が水虫によって痒くなる場合は、爪の色も白色や黄色に変色して分厚くなる特徴があります。
足の裏だけでなく、爪にも症状がある場合は、皮膚科を受診し適切な対処を行うことをおススメします。
何とかしたい足の裏の痒み!自宅でケアできるケア
我慢したくない足の裏の痒みに自宅でできるケアを解説していきたいと思います。
①冷やす
知恵袋に寄せられた対策の意見にもあったように、「冷やす」ということは足の裏の痒みに有効です。
私たちの肌は、急に冷やされることで血管が収縮して痒みなどの刺激に対して反応がにぶくなる特徴があります。
ポイントは、
・お風呂上がりに冷やすのではなくお風呂に入る前に冷やす
・冷やしてすぐにはお風呂に入らない
ということです。
お風呂に入る前に肌を冷やすことで、お風呂に入った時の血管の膨張がゆるやかになり刺激を感じにくくなります。
ただ、冷やしてすぐにお風呂に入ると血管が一気に広がり痒みが増す場合があります。
そのため、お風呂に入る1時間前に部分的に冷水などで冷やして、しばらく何もしないで放置してからお風呂に入るようにしましょう。
②お湯の設定温度をぬるくする
熱い温度のお風呂に入ると急激に血管や細胞が刺激されて、痒みが感じやすくなります。
また、熱いお風呂は肌のバリア機能が低下しやすくなります。
なので、お風呂の温度は自分の肌と同じ程度の37度くらいのぬるめのお湯から40度までの間に設定しましょう。
どうしても熱いお風呂に入りたい場合は、急激な体温上昇を防ぐために湯船に入ったり出たりを繰り返すようにしましょう。
③お風呂の時間を15分以内にする
肌の表面温度が急激に温まることで引き起こされる「温度蕁麻疹」を予防するためには、お風呂の時間を15分以内にしてみましょう。
④塩素除去作用のある入浴剤を使う
「塩素」は、肌の乾燥を加速させてしまいます。
そこで、おススメなのが「塩素除去作用のある入浴剤」です。
花王が販売している入浴剤「バブ」の「クリアタイプ」や「ミルキータイプ」や知恵袋にもあったように「備長炭」には水に含まれている塩素を吸着してくれる働きがあります。
また、塩素除去作用のある「浄水シャワーヘッド」に付け替えるのも有効ですよ。
⑤安心なボディソープを使う
肌が乾燥しやすい乾燥肌の人や刺激に弱い敏感肌の人は、ボディソープにも気を付けましょう。
添加物が少ないものや無添加のもの、天然由来成分が配合されたものがおススメです。
また、洗う時はゴシゴシ洗わずに優しく泡で洗うようにも気を付けてくださいね。
⑥しっかり保湿をする
「乾燥」が主な原因である肌の痒みには、やはり「保湿」が重要です。
特にお風呂亜上がりは、肌が乾燥しやすく、足の痒みが出やすい状況です。
「ヒアルロン酸」「コラーゲン」「セラミド」などの保湿成分が配合されたボディクリームをしっかり塗って保湿しましょう。
ただ、「アルブチン」や「トラネキサム酸」「プラセンタエキス」「ビタミンC誘導体」などの美白成分を配合した保湿クリームは乾燥を助長させてしまうこともあるためおススメできません。
⑦皮膚科に行く
6つの対策をしてもお風呂上がりの足の裏の痒みが軽減されない場合は、皮膚科に行くようにしましょう。
温熱蕁麻疹の場合は、「抗ヒスタミン薬の内服薬」、水虫の場合は「抗真菌薬の塗り薬」、乾燥の場合は「ステロイドの外用薬」など、原因に合わせた処方をしてもらえます。
自己判断で誤ったケアをせず、早めに皮膚科を受診してくださいね。
まとめ
風呂上がりに足の裏が痒い場合、知恵袋に寄せられた意見のように「冷やす」「備長炭を入れる」「皮膚科に行く」ことがおススメです。
我慢できない足の裏の痒みは、早めにケアしてしまいましょうね。