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ティーカップに指を通さない、なぜ?実は奥が深い紅茶のマナー

普段、何気なく飲んでいる紅茶ですが、実はティーカップには指を通さないと言うマナーがあります。

今回は、紅茶を飲む時の様々なマナーについて解説していきたいと思います。

ティーカップに指を通さない持ち方が正しいマナー

実は、ティーカップは指を通さないで持つのが正しいティーカップの持ち方なのです。

ティーカップにしっかり指を通して持つ持ち方はNGマナーで、持ち手には指を通さず、「親指」「人差し指「中指」の3本の指でつまみながら持つというのが正しいティーカップの持ち方です。

他の2本の指は添えつつ支えるようにしましょう。

ポイントは、「ティーカップのハンドルの上に親指を出さない」「親指でハンドルの上を押さえるように持たない」ということ。

このポイントを意識していれば、少しティーカップに指が通っていても見た目の美しさは損なわれません。

フォーマルな場面での紅茶マナー

実は、ティーカップの持ち方以外にも、フォーマルな場面での紅茶マナーはたくさんあります。

ぜひ、参考にしてみてください。

ティースプーンの置き方とかき混ぜ方

ティースプーンは、ソーサーの向こう側に上向きにして置くのがマナーです。

砂糖やミルクを入れずにスプーンを使わなかった場合でも、ソーサーの向こう側に置き換えます。

また、スプーンを使って紅茶をかき混ぜる際は、なるべく音を立てないようティーカップの側面に触れないようにかき混ぜます。

混ぜ方は上下に、12時と6時の方向に行ったり来たりするように混ぜ、ぐるぐるかき混ぜないようにするのがポイントです。

紅茶を注ぐ量

紅茶を注ぐ時は、ティーカップの7分目から8分目くらいまでを目安に注ぎましょう。

カップの内側に絵柄があるティーカップの場合、内側の柄がだいたい7分目から8分目くらいなので目印になりますよ。

まずそのまま一口飲む

まず、ミルクや砂糖を入れずにそのまま一口紅茶を飲むのが正しい紅茶の飲み方です。

これは紅茶本来の香りや味を楽しむためです。

紅茶を一口飲んだら、運ばれてきた状態にカップの位置を戻します。

その後で砂糖やミルクを入れるようにしましょう。

角砂糖やミルク・レモンの入れ方

紅茶に角砂糖などを入れる場合は、ティーカップの取っ手を左側にしてから紅茶が飛び跳ねないように注意しましょう。

まず、スプーンに角砂糖をのせて左手で取っ手を持ちながらゆっくりとスプーンを入れてかき混ぜます。

数個の角砂糖を入れる時は、一気に入れずに何回かに分けて入れましょう。

また、ミルクを入れる場合は、砂糖を混ぜてから入れます。

砂糖を混ぜた時にできる水流を利用して、ミルクを加えて一緒にかき混ぜます。

レモンを入れる場合には、砂糖を混ぜた後にレモンを入れて、スプーンで2~3回ほどかき回したら取り出します。

長く入れておくとレモンの苦みが出てきてしまいます。

取り出したレモンは、カップの向こう側か専用の皿があればそこに置きましょう。

取っ手を右側に回す

紅茶をティーカップで飲むときは、常に右手で持つという基本的なマナーがあります。

紅茶を提供してくれる側も、飲む人が右手で持てるように取っ手を右側に置いて出してくれます。

ただし、英国式の正しい紅茶マナーでは、カップは左手に置くことになっています。

これはミルクや砂糖を入れる際にティースプーンが使いやすいように、取っ手を左側に置くという配慮からきています。

この場合は、砂糖やミルクを入れた後にカップを時計回りに回して、右手に取っ手がくるようにしましょう。

まとめ

ティーカップで紅茶を飲む際は、指を通さないのがマナーなど、実は紅茶を飲むマナーは奥が深いということが分かりました。

いざ、フォーマルの場で困らないためにも紅茶のマナーをぜひこの機会に覚えておいてくださいね。