女性の生理用品の一つ「タンポン」。
生理を気にせずにプールや温泉を楽しめたり、ナプキンの経血漏れを抑える役割がありますよね。
でも、タンポンの使用時間は最長8時間です。
なぜ、タンポンは最長8時間の使用と決められているのか?8時間超えた使用はどのような問題があるのかなど、知恵袋の回答を参考に見ていきたいと思います。
タンポンの使用を8時間超えたらどんな問題がある?知恵袋まとめ
まず、タンポンの使用を8時間超えたらどんな問題があるのか、知恵袋の回答をまとめてみました。
・問題ない
・菌が繁殖する
・病気になる
・ナプキンと交互に使用をするのが正しい使い方
・多い日は8時間もしないうちに漏れてくるので早めの交換が必要
・8時間以内に交換できない場合はタンポンを使わない方が良い
・ショーツタイプのナプキンがおススメ
・最悪死ぬ
など、「死」という恐ろしい言葉が出てきましたね。
「そんなわけないでしょ。」と思われた方、実は本当なんです。
タンポンの長時間の使用や連続使用は、最悪死に至る「トキシックショック症候群発症」という恐ろしい病気を引き起こす原因になるんです。
タンポンの長時間・連続使用が引き起こす「トキシックショック症候群発症」
「トキシックショック症候群発症」とは、「黄色ブドウ球菌」と言う細菌の一種が増殖して毒素を産出する病気です。
・突然の発熱
・筋肉痛
・めまい
・皮膚が赤くなる発赤(はっせき)
・粘膜充血
・倦怠感
・嘔吐
・下痢
などが主な症状ですが、放っておくと血圧の低下などのショック症状が起こり、失神したり最悪「死」に至る病気なんです。
なぜ、タンポンの長時間・連続使用で「トキシックショック症候群発症」が引き起こされるのかというと
・装着時や取り出し時の手指が汚かった
・長時間・連続使用のため黄色ブドウ球菌が増殖しやすくなった
ことが原因だからです。
出産後初めての生理はトキシックショック症候群発症を発症しやすい
さらに女性は、
・産後8週間
・出産後初めての生理時
は、まだ膣内の免疫機能が低下している最中です。
つまり、通常の時よりもトキシックショック症候群発症を発症しやすいので、出産後初めての生理の時はタンポンを使用しないようにしてくださいね。
「トキシックショック症候群発症」を発症したかも?そんな時は迷わずに医療機関へ
「トキシックショック症候群発症」の症状は、「発熱」や「筋肉痛」「倦怠感」など、インフルエンザに似ています。
ですが、生理中やタンポンを使用している時に「発熱」や「筋肉痛」「倦怠感」などの症状が出た場合は、すぐに産婦人科などの医療機関を受診することをおススメします。
ごく稀に重篤な症状を引き起こす恐れがあります。
すぐにタンポンを取り出して、商品の説明書を持って受診してくださいね。
早期に治療することで抗生物質などの使用で治療できます。
イギリスでの「トキシックショック症候群」の事例
人口約5800万人のイギリスでは、毎年「トキシックショック症候群」の発症件数は約40件と非常に稀な病気であることが分かります。
ただ、約40件のうち半数は「タンポンを使用している女性」に起こっています。
さらに、年間では2人から3人は「トキシックショック症候群」が原因で死亡しています。
タンポンの使用は
・「トキシックショック症候群」の大きな原因であるということ
・早期に治療しなければ「死」に至ること
が分かりますね。
「トキシックショック症候群発症」を引き起こさない正しいタンポンの使用方法
「トキシックショック症候群発症」を引き起こさない正しいタンポンの使用方法がコチラ↓です。
1.タンポンを入れる時と取り出すときは手を清潔にしてから行う
2.使用するタンポンの説明書に書かれている時間を守る
3.タンポンは連続使用せずにナプキンと併用する
4.一度に2つ以上のタンポンを入れない
5.就寝前は新しいタンポンを入れて朝起きたら取り出す(8時間を超える就寝時間の時はタンポンを使用しないか途中で取り出す)
6.生理期間の最後にタンポンが入れたままではないか確認する
ということです。
生理期間だけでなく、大切な体を守るためにも正しくタンポンを使用してくださいね。
まとめ
タンポンの使用を8時間超えた場合は、すぐに取り出してナプキンに交換しましょう。
知恵袋の回答にもあったようにタンポンの長時間・連続使用は、菌が繁殖して病気になる恐れがあり、最悪「死」に至ります。
健康のためにもタンポンなどの生理用品は、正しく使っていきましょうね。