「ファイト一発!」のキャッチコピーで有名な「リポビタン d」。
大正製薬が販売する栄養ドリンク剤ですが、実は「体に悪い」とも言われています。
なぜ、体を元気にするはずのリポビタンDが体に悪いと言われているのでしょうか。
その原因を追及してみたいと思います。
リポビタンDが体に悪い理由は「砂糖」と「カフェイン」
リポビタンDが体に悪いと言われる理由は「砂糖」と「カフェイン」の量が多いからなんです。
砂糖もカフェインも過剰に摂取しなければ特に体に害を及ぼすことはありませんが、習慣的に摂取を続けてしまうと肥満や糖尿病・頭痛やカフェイン中毒のリスクがあります。
砂糖
リポビタンDなどのエナジードリンクは、主に砂糖とカフェイン・ビタミンなどが含まれています。
商品によっては、そこに生薬などの成分が含まれているものもあります。
リポビタンDなどの栄養ドリンクには、コーラやフルーツジュースなどの砂糖とほぼ同じ量が含まれています。
つまり、習慣的にリポビタンDを飲んでいると糖質過多によって肥満や糖尿病のリスクが高くなってしまうのです。
カフェイン
リポビタンDにカフェインは、コーヒー1杯分程度含まれています。
カフェインも習慣的に飲み続けているとカフェイン中毒を引き起こす原因になってしまいます。
さらに、リポビタンDなどの栄養ドリンクには、「無水カフェイン」というカフェインが溶けだしている液体の水分を抜きよりカフェインを凝縮させたものが含まれています。
この無水カフェインは適量であれば、一時的に眠気をとったり、疲れを感じさせなくなったり、頭痛を抑えるなどの効果が期待できます。
しかし、カフェインが切れてしまうと脳血管の収縮作用が無くなり、脳血管は拡張しかえって頭痛が悪化してしまうことがあります。
つまり、リポビタンDは常に飲む栄養ドリンクではなく、ここぞという時にのむ栄養ドリンクとするべきなのです。
リポビタンDはいつ飲むのがおススメ?
実は、リポビタンDは、いつ飲んでも効果が期待できるわけではなくおススメのタイミングがあります。
それが、食後2時間後なのです。
リポビタンDには「ビタミンB群」が多く含まれています。
ビタミンB群は、脂と一緒に摂取すると体内への吸収が悪くなる特徴があります。
また、空腹時や胃腸の調子が悪い時もビタミンB群を摂取すると体調が悪くなることがあります。
これらの理由からビタミンB群が多く含まれるリポビタンDもできるだけ時間を開け、胃腸が落ち着いた時に飲むことが望ましいというわけです。
カフェインの効果を実感できるのは飲んで30分後
過剰に摂取してはいけない「カフェイン」ですが、どうしても眠気を飛ばしたい時に役立つのもカフェインです。
リポビタンDに含まれている無水カフェインは、飲み始めてから体に働きかけ「眠気が楽になってきた。」と感じるまでに30分程度の時間がかかります。
つまり、リポビタンDのビタミンやカフェインの効果を最大限に活かすには、食後2時間後に飲んで30分経った時に「何かをはじめる」のがベストというわけです。
まとめ
疲労の回復や予防に役立つ「リポビタンD」は、過剰に摂取すると「砂糖」と「カフェイン」の過剰摂取になり、体に悪いということが分かりました。
「ここぞ!」という時に飲むのは良いですが、まずは睡眠をしっかりとってバランスの良い食事を摂ることが体の基本です。
栄養ドリンクの常習犯にならないように日ごろの生活の見直しからはじめてみると良さそうですね。