梅雨や花粉が多い季節、どうしても部屋干しをしないといけない時ってありますよね。
そんな時に困るのが洗濯物の「生乾き臭」。
さらに困るのが、きちんと洗濯をして天日干ししたにも関わらず、臭いがするということ。
そうなるとなぜ洗濯物が臭うのかわからない人は多いと思います。
今回はそんな生乾き臭がする原因をお教えしたいと思います。
さらに、対策法を「洗濯の仕方」「洗濯機の使い方」「干し方」に分けて解説していきたいと思います。
洗濯物から生乾き臭がする原因と対策法がわからない人必見!
「梅雨や花粉が多くて部屋干しをしたら洗濯物から生乾き臭がした」
「きちんと洗濯して天日干ししたのに洗濯物が臭う」
など、なぜ洗濯物から嫌な臭いが臭うのか分からない人、多いと思います。
実はその原因は、「菌」×「皮脂汚れ」なんです。
洗濯物の嫌な臭いの原因は、衣類やタオルなどに残った「菌」だけでなく、細かい繊維に残った「皮脂汚れ」にもあります。
「皮脂汚れ」は「菌」の栄養源にもなるので、「皮脂汚れ」が残っていれば洗っても洗っても洗濯物は臭ってしまうのです。
では、どうすれば良いのか?
「洗濯の仕方」「洗濯機の使い方」「干し方」に分けて解説していきたいと思います。
洗濯の仕方
まずは、洗濯の仕方をいつもと違う方法でやってみましょう。
「酸素系漂白剤」を使う
一つ目のおススメの洗濯方法が、「酸素系漂白剤」を使った洗濯です。
酸素系漂白剤は、「ワイドハイター」や「オキシクリーン」などが市販されています。
40度前後のお湯に酸素系漂白剤を溶かしてから臭いが気になる洗濯物を20分程浸け置きつけしてからいつも通り洗濯機で洗濯をします。
洗濯物がスッキリ除菌されるだけでなく、洗濯槽の汚れ落としにもなりますよ。
「重曹」を使う
次の方法は「重曹」を使う方法です。
洗濯機に40度から50度のお湯を入れておきます。
そこにお湯10リットルに対して重曹15gを目安に投入します。
次に洗濯物と洗剤を入れていつも通り洗濯するだけです。
重曹は、消臭効果が高く、皮脂汚れをスッキリ落としてくれますよ。
「クエン酸」を使う
「酸素系漂白剤」「重曹」を使っても洗濯物の嫌な臭いがとれない時は「クエン酸」を使いましょう。
酸性であるクエン酸は、臭いの原因のアルカリ性と結び付いて中和されます。
すると、雑菌の繁殖が抑えられて洗濯物の嫌な臭いを消してくれるのです。
水10リットルに対してクエン酸10gを目安に投入します。
クエン酸が溶けたら洗濯物を入れて1時間ほど浸けておきます。
その後いつも通り洗剤を投入して洗濯をしていけばOKです。
クエン酸には「柔軟剤」の働きもあるので、洗濯物をふんわり仕上げてもくれますよ。
「コインランドリー」を使う
洗濯物の嫌な生乾き臭に「コインランドリー」がおススメです。
その理由は、洗濯物をしっかり洗って高温×短時間でしっかり乾かすことで、雑菌をほぼ死滅することができるからです。
家でしっかり洗濯するのが面倒な方や時間がない方はコインランドリーがおススメですよ。
洗濯機の使い方
どれだけ「洗濯の仕方」が良くても洗濯機を正しく使わなければいけません。
お風呂の残り湯には要注意
節約・節水のためにお風呂の残り湯を洗濯に使用している人は多いと思います。
ですが、お風呂の残り湯には臭いの原因である「皮脂汚れ」、そして「汗」がたくさん含まれています。
もし、お風呂の残り湯を使用せずに洗濯をして臭いがしない場合は、お風呂の残り湯が臭いの原因と分かります。
残り湯を使わなくても臭いがした場合は、残り湯以外に原因があると分かります。
一度、お風呂の残り湯を使わず洗濯をしてみてはいかがでしょうか。
洗濯する量は洗濯槽の8分目までが目安
洗濯をする時、一度に入れる洗濯物の量は洗濯槽の8分目までを目安にしましょう。
一度で洗濯を済まそうと洗濯槽いっぱいに入れてしまうと、
・衣類が洗浄水に浸からない
・水流が上手く作用しない
などの理由からしっかり洗うことができず、臭いがとれませんよ。
洗濯後はフタを開けて乾燥させる
洗濯が終わっても洗濯機のフタは開けておいて乾燥させましょう
洗濯を終えた洗濯機は、洗濯物の汚れや水分と熱がこもっています。
しっかり乾燥させなければ、カビや雑菌が繁殖して洗濯物に臭いや汚れが移ってしまいます。
また、定期的に洗濯槽のクリーニングもしましょう。
洗濯槽クリーナーは、縦型用・ドラム式用・酸素系漂白剤・塩素系漂白剤など種類も様々なので、お手持ちの洗濯機にあった物を選んでください。
干し方
生乾き臭、最後の対策法は「干し方」です。
すぐに干す
洗濯を終えたらすぐに干しましょう。
洗濯を終えた洗濯物を洗濯機の中に放置しておくと
・シワの原因になる
・臭いの原因菌が繁殖する
・洗濯槽内の菌が繁殖して洗濯物に移る
など負の連鎖が続いてしまいます。
風通しを良く干す
洗濯物を干す時は、洗濯物同士が触れない距離をあけ、風通しを良く干しましょう。
風通しが悪いと乾燥に時間がかかり、菌が繁殖しやすくなります。
生地に合わせて大きめのハンガーを使用するなどの工夫もおススメです。
「扇風機」や「除湿器」を使う
梅雨の時期や花粉が多い季節など、どうしても部屋干しをする時は、「扇風機」や「除湿器」の使用がおススメです。
扇風機は、洗濯物と洗濯物の間に風が入り、早く乾かすことができます。
除湿器は、部屋全体の湿度を下げてくれるので早く乾かせるだけでなく不快なジメジメを取り除くこともできます。
ぜひ、季節や使い勝手に合わせて使用してくださいね。
まとめ
洗濯物から生乾き臭がする原因がわからない人、この記事で原因が「菌」×「皮脂汚れ」とお分かりいただけたでしょうか。
対策法には、「洗濯の仕方」「洗濯機の使い方」「干し方」があります。
ぜひ、実践してみてくださいね。