衣類などを時短で乾燥してくれる「乾燥機」ですが、「枕を乾燥機にかけると燃える」という噂があります。
なぜ、乾燥機にかけると燃えてしまうのか、また枕の正しいお手入れ方法をご紹介したいと思います。
枕を乾燥機にかけると燃える原因は「油」
「枕を乾燥機にかけると燃える」と噂されている原因は、「油がしみこんだ洗濯物を乾燥機にかけると発火する可能性がある」からです。
可能性としてはとても低いことですが、油が落としきれなかった枕などの洗濯物を乾燥機にかけてしまった場合、油が酸化することで発熱し、乾燥による熱が加わることで発火してしまうのです。
発火の不安を感じる方は、天日干しもしくは陰干しなど自然乾燥がおススメです。
枕は半年に1度洗うことがおススメ
枕は思った以上に汚れているため、半年に1度洗うことがおススメです。
枕は、睡眠時に顔や頭部が直接触れるため、知らず知らずのうちに汚れています。
主な汚れは、寝汗や皮脂・フケなどで、放っておくと黄ばみやシミ・カビやダニなどが発生してしまいます。
さらに、汚れた枕を毎日使用し続けると頭皮や顔の皮膚トラブル・不快感などを引き起こすこともあります。
そのため、枕本体は半年に1回・枕カバーは週に1回洗うようにしましょう。
洗えない素材の枕は、天日干しや陰干し、クリーニングなどに出し清潔な状態を保ちましょう。
枕を洗うなら手洗いがおススメ
枕を洗う場合、洗濯機の使用はできるだけ避け手洗いするようにしましょう。
枕に使用される素材の中には、水を吸うことで枕が非常に重くなるものもあります。
重さで洗濯機が故障することもあり、枕の劣化も引き起こしてしまいます。
そのため、基本的には洗濯機ではなく手洗いによるお手入れがベターです。
手洗いできる素材かどうか確認
まずは、使用している枕が手洗いできる素材か確認しましょう。
また、手洗い可能な素材でも、「40℃まで」「弱い手洗い」など手洗いの方法に制限がある場合もあるので、洗濯タグや取り扱い説明書をチェックするようにしてください。
枕全体を揉み洗う
枕の手洗いは、「揉み洗い」「すすぎ」「脱水」「干す」の4ステップです。
まず、洗面台や浴槽に水や枕の表示に応じて適温のお湯をはり、中性洗剤を入れます。
そして、枕を入れてよく浸し、押したり揉んだりを繰り返しながら内部の汚れをしっかりと揉み出します。
次に洗剤が残らないようにしっかりとすすぎます。
最後に水気をしぼって脱水し、干して完了です。
洗えない枕のお手入れ方法
枕の中でも「羽毛」や「そばがら」「ウレタン」「ラテックス」を使用している枕は、洗えない枕がほとんどです。
そういった枕は、天日干しや陰干しなどの自然乾燥をするようにしましょう。
定期的に干すことで湿気や嫌な臭いを取りのぞけて、ダニやカビの発生を抑えることができます。
また、洗えない枕の素材の中でも、「羽毛」や「ウレタン」「ラテックス」は、陰干しが適しています。
「そばがら」は、天日干しすることで素材をしっかり乾燥させましょう。
まとめ
「枕を乾燥機にかけると燃える」と噂されている原因は、「油がしみこんだ洗濯物を乾燥機にかけると発火する可能性がある」からです。
そのような危険を作らないためにも半年に一度は枕を正しいお手入れで洗うことをおススメします。
洗濯タグなどをよく見て、枕に合った正しいお手入れを行ってくださいね。
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