人には、何の前触れもなく皮膚の表面がピリピリする症状が起きることがあります。
これまでに経験されたことがある人もいるのではないでしょうか。
実は、皮膚の表面がピリピリする原因には、ストレスや病気が関係している場合が多くあります。
そこで今回は、突然皮膚の表面がピリピリする原因を追究していきたいと思います。
ヤフー知恵袋に寄せられた意見も参考にしていくので、ぜひこれからの対策のためにも読んでみてくださいね。
突然皮膚の表面がピリピリするのはなぜ?知恵袋の原因まとめ
さっそく、ヤフー知恵袋に寄せられた皮膚の表面がピリピリする原因を見てみましょう。
・ストレスを抱えている
・ストレスで筋肉が収縮して血流障害が現れている
・じんましん
・神経痛
・帯状疱疹(たいじょうほうしん)
・胸椎椎間関節症(きょうついついかんかんせつしょう)
・薬の副作用
などの原因が挙げられていました。
皮膚の表面がピリピリする症状は重大な病気の初期症状の可能性も
では、より具体的に皮膚の表面がピリピリする原因を追究していきたいと思います。
ストレス
人は、過度にストレスを抱えると免疫力が低下してしまいます。
免疫力が低下すると脳の働きも低下してしまい、体の痛みやしびれを感じやすくなるのです。
ストレスに心あたりがある人は、ストレスの解消に目を向けてみるようにしましょう。
ゆっくりお風呂に入る時間をつくったり、軽い運動をしたり、しっかり睡眠をとることも重要ですよ。
アロディニア
アロディニアは、別名「異痛症」と呼ばれ、普段なら気にならない刺激が、体の痛みやしびれ・不快に感じる病気です。
アロディニアは、ストレスやホルモンバランスが関係しています。
体と心を休める時間を作りましょう。
どうしても改善されない場合は、脳神経内科に相談してみることをおススメします。
線維筋痛(せんいきんつう)症
線維筋痛症は、現段階では原因不明の病気で、強いストレスや脳の機能障害に一因があるとされている病気なんです。
中高年女性に起こりやすく、皮膚の表面がピリピリする症状をはじめ、疲労感や不安感・頭痛などが起きる場合もあります。
線維筋痛症は、まず生活リズムを整えるのが一番ですが、それでも症状が治まらない場合はかかりつけの病院を受診してみましょう。
じんましん
じんましんは、皮膚の一部が腫れると共にかゆみが発生し、しばらくすると治まる病気です。
「食べ物」「ストレス」「薬」「植物」「細菌感染」などが原因となり、皮膚の細胞からヒスタミンという物質が放出されることで起こります。
じんましんは、全身にかゆみや腫れが生じることもあり、アナフィラキシーショックで呼吸困難に陥る場合もあるので、皮膚の表面がピリピリすることを安易に考えないようにしましょう。
神経障害性疼痛(しんけいしょうがいせいとうつう)
神経障害性疼痛は、傷や炎症などが無いにも関わらず、神経が障害されて起こる痛みの病気です。
神経障害性疼痛は、放っておいても治る可能性が低い病気なので、原因である疾患を見つけるために早めに病院を受診することをおススメします。
かかりつけのお医者さんや整形外科を選ぶと良いですよ。
帯状疱疹(たいじょうほうしん)
帯状疱疹は、子どもの頃など過去に「水痘(すいとう)」(水ぼうそう)のウイルスが再び活性化することで発症する感染症のことです。
免疫力が落ちている時やストレスや過労が引き金になる場合がある病気です。
帯状疱疹にかかると、初めは皮膚の表面がピリピリする症状ですが、その後水ぶくれを伴った赤い発疹が帯状に現れます。
さらに痛みも強くなる病気で、体の半分にだけ症状が現れる特徴があります。
水ぶくれの中にはウイルスが潜んでいて人にうつしてしまう恐れがあるので、決してつぶさないようにしましょう。
帯状疱疹は、できるだけ早く内科や皮膚科を受診するのがおススメです。
胸椎椎間関節症(きょうついついかんかんせつしょう)
胸椎椎間関節症は、胸椎の椎間関節に問題がある病気で、背中の痛みや深呼吸ができないなどの症状もあります。
胸椎椎間関節症は、鍼(はり)によって筋肉をゆるめて整体師が胸椎前弯部を後ろにすることですぐに改善することができます。
脳卒中
誰もが聞いたことのある「脳卒中」は、脳の血管が破れたり詰まることで脳の血管や神経細胞に障害を起きる病気です。
突然倒れたり、意識不明になる印象のある脳卒中ですが、軽症であれば皮膚の表面がピリピリすることがあります。
やはり、皮膚の表面が突然ピリピリする症状は安易に考えない方が良いと言えるでしょう。
経過をまたずすぐに病院を受診するべき時は?
皮膚の表面がピリピリする症状は、ストレスが原因でも起こり得ることが分かりましたが、「帯状疱疹」や「脳卒中」などの病気の初期症状の可能性もあります。
特に、皮膚の表面がピリピリする症状だけでなく、
・息がしにくい
・全身にかゆみがある
・頭痛がする
・体の半分が麻痺している
などの症状もある場合は、経過を待たずすぐに病院を受診しましょう。
かかりつけの病院もしくは、皮膚科・内科・脳神経内科がおススメです。
問診や診察・CTやMRI・血液検査などを経て、正確な診断と治療を行いましょう。
まとめ
皮膚の表面がピリピリするのは、知恵袋でも寄せられているように「ストレス」や「じんましん」「帯状疱疹」などをはじめ、「胸椎椎間関節症」「脳卒中」などの可能性もあります。
ちょっと「ピリピリするだけ」とあまり安易に考えず、他に症状が無いか、どれくらいの期間で治まるかも確認しておきましょう。