この記事では、ドライフルーツが体に悪いかどうかや、食べ過ぎた場合の影響について解説します。
1日に食べる量の目安や、おすすめの選び方もご紹介するので、参考にしてください。
ドライフルーツに使われる添加物が体に悪い
ビタミンなどが含まれて健康に良いイメージのドライフルーツですが、ドライフルーツに使われている添加物は体に悪いです。
ドライフルーツは乾燥させる時に、元の果物の色から変色して茶色っぽくなりやすいです。
しかし、鮮やかな色の方が販売しやすいので、色をキープするために添加物が使われます。
ドライフルーツによく使われる添加物にはピロ亜硫酸ナトリウムなどがあり、これは「亜硫酸塩」と表示される場合が多いです。
亜硫酸塩は、過剰に摂取してしまうと健康被害を及ぼす可能性があると言われています。また、亜硫酸塩のアレルギーの人もいるそうなので、注意が必要です。
果糖やブドウ糖が含まれている
ドライフルーツには、果糖やブドウ糖が含まれています。
果物を乾燥させて作るドライフルーツは、水分が取り除かれる分、残った果物の甘さが凝縮されています。
この甘さはフルーツの果糖によるもので、ドライフルーツの体積の約3分の1は果糖と言われています。
それだけ糖がたくさん含まれているのですね。
さらに、より甘みを出すためや、保存期間を延ばすために、シロップ漬けになっている商品も多いです。
そうなると果糖だけでなくブドウ糖も含まれ、食べ過ぎると糖質の摂りすぎになってしまいます。
美味しいからと言ってバクバク食べ過ぎないよう注意しましょう。
食べ過ぎると便秘や下痢になることも
ドライフルーツを食べ過ぎると、便秘や下痢になってしまうこともあります。
様々な栄養素が凝縮されたドライフルーツは、元々フルーツに含まれていた食物繊維も凝縮されて豊富に含んでいます。
そのため、ドライフルーツをたくさん食べると食物繊維の摂りすぎにつながります。
食物繊維は便秘解消に効くことで知られていますが、摂りすぎで下痢を引き起こす場合があります。
また、とくにお腹が張りやすい人は、食物繊維を摂りすぎると、かえって便がおなかに溜まって便秘になってしまいます。
摂りすぎても良くないので、適量を守るのがポイントです。
1日に食べる量の目安は30グラム
1日に食べるドライフルーツの量の目安は30グラムです。
食べ過ぎると添加物や糖質の摂りすぎになったり、食物繊維の摂りすぎで便秘や下痢になったりする恐れがあるので、適量を守って食べましょう。
食べ過ぎが心配な人は、1日に食べて良い量を最初に分けておくと、気づかないうちにたくさん食べてしまうという事態を防げます。
オーガニックや無添加のものが安心
ドライフルーツを選ぶときは、オーガニックや無添加のものなら、より安心です。
オーガニックのものは農薬や人工肥料が使われておらず、そういったものを一緒に摂取する心配がありません。
また、着色料や保存料といった添加物を摂りすぎると、健康に悪いと言われています。
添加物の使われていない無添加のドライフルーツなら、添加物が気になる人でも食べやすいです。
成分にこだわる人や、子どもが食べるものなら、安心して食べられるものをおすすめします。
まとめ
ドライフルーツの製造過程で使われる添加物やシロップが健康に悪影響を及ぼします。
また、果物に元々含まれる果糖や食物繊維も凝縮されているので、食べる量がそこまで多くなくても、摂り過ぎにつながりやすいです。
ドライフルーツは1日30グラムまでの目安を守り、できればオーガニックや無添加のものを選ぶとより安心です。