いつまでも結婚できないと「親に申し訳ない」と考える人もいますが、生き方が多様化している現代「結婚」=「幸せ」と考えない人も増えてきています。
結婚をしない子どもと結婚を願う親、それぞれの理由を見ていきましょう。
結婚できないことは親に申し訳ないことはない!現代の結婚しない理由
まず、結婚をしない子どもたちの理由を見ていきましょう。
仕事にやりがいを感じている
就職してから仕事に没頭し、キャリアを積むと「もっと仕事を頑張りたい」と考える人も多くいます。
仕事が忙しいと毎日仕事に追われ、異性と出会う機会も減ってしまいます。
そして、せっかくの休日はのんびり過ごしたいと考える結果、出会いが無くなり恋愛・結婚が遠のいてしまうのです。
また、仕事をして自分の経済力があれば結婚をしなくても自由に生きていくという考えもあります。
そもそも結婚に興味がない
最近では、男女ともに結婚に興味がない人が増えてきています。
結婚だけでなく、恋愛や交際にも興味がない人もいます。
特に自分の両親を見て結婚に対して憧れがもてないという人もいます。
「会話が無い」「顔を合わせると喧嘩ばかり」「陰口を聞かされる」など両親の仲が悪いと結婚をしたいという考えがもてないというわけです。
実家暮らしの方が楽
社会人になっても実家暮らしで、食事や洗濯・掃除など身の回りのことを親がしてくれていると実家暮らしが楽になり結婚願望も生まれません。
子どもは親に甘えてしまっていますが、世話を焼く親にも問題があるパターンです。
このような生活に慣れてしまうと家族以外と生活することや家事を自分でこなすことが面倒で億劫になってしまうのです。
おひとりさまが歓迎される時代
最近、よく聞くようになった「おひとりさま」という言葉。
独り身でも気軽に食事に行ける飲食店が増えたり、一人旅の旅行プランが増えていたり「おひとりさま文化」が定着・歓迎されています。
そのため、一人でいることが楽で楽しく、人といることがしんどくなってしまっているのです。
親が結婚して欲しいと願う理由
結婚に興味がない子どもと反対に結婚して欲しいと願う親の気持ちを見ていきましょう。
「結婚=幸せ」と考えているから
今、結婚適齢期の子どもをもつ親世代は、「結婚=幸せ」という時代でした。
その考えが残っている親にとっては、少しでも若い方が良い相手に出会えると思っています。
孫の顔を見たい
親世代は、周りに孫が生まれると「自分も孫が見たい」と思ってしまいます。
また、子どもが年をとると妊娠・出産が大変になる点でも早く結婚をして欲しいと願っているのです。
子どもが孤独になって欲しくない
子どもが年をとるのと同時に親も年をとります。
そして、親は先に死んでしまう可能性があります。
その後、子どもが寂しく孤独になってしまうよりも家族をもって幸せになって欲しいと願っているのです。
まとめ
今の時代、結婚できないことは親に申し訳ないという時代とも言えません。
結婚をしない子どもにも理由があり、結婚して欲しいと願う親にも理由があります。
お互いの気持ちや考えを話し合い、良い年のとり方をできると良いのではないでしょうか。