かかとに重心をおいた、いわゆる「かかと重心」は体の体重のかかり方が不安定になり、姿勢が崩れることが明らかになっています。
他にも猫背・骨盤のズレ・外反母趾など様々な症状が出ると共に太ることも分かっています。
では、なぜ「かかと重心」は太ってしまうのでしょう。
そのメカニズムを解説し、対策法も解説していきたいと思います。
「かかと重心」が太るのは、不安定な姿勢をカバーするため
「かかと重心」が太る原因になってしまうのは、不安定になった姿勢をカバーしようとお尻や太ももの筋肉が発達するためです。
さらに、筋肉は疲れないようにと脂肪を蓄えるようにもなり、どんどん太っていってしまうというメカニズムなのです
太るだけじゃない「かかと重心」が引き起こす様々な症状
「かかと重心」は太るだけではなく、「ぽっこりお腹」や「O脚」「顔面の左右差」「猫背」「骨盤のズレ」「外反母趾」」の症状も引き起こすことが明らかになっています。
「かかと重心」は体の体重のかかり方が不安定になり、それを体の上部で補おうとするため、体にゆがみが生じます。
特に足の親指が床にしっかりついて歩かなければ、足の内側からお腹に力が入らなくなってしまいます。
そのため、ぽっこりお腹になってしまうというわけです。
さらに体のバランスが悪くなり、しっかりと「足の指先」「足の指の付け根」「かかと」の3点で踏ん張らないと、背骨や肩・足・腰・首などにも影響が出てくるというわけです。
また、かかと重心で指の付け根に過剰に体重がかかると「外反母趾」になり、痛い思いをすることになります。
他にも、足の指の使用が少ないため、血流が滞り、むくみやすくもなります。
では、かかと重心をどのように対策すれば良いのかを次に解説していきたいと思います。
正しい重心は「足の指先」「足の指の付け根」「かかと」の「3点重心」
人の体の正しい重心は、足裏の「足の指先」「足の指の付け根」「かかと」の3点で体を支える「3点重心」なのです。
「足の指先」「足の指の付け根」「かかと」の「3点重心」の3点でしっかり踏ん張ることができると、足裏の全体とひざ下だけで体重を支えることができます。
すると歩く度に起きる衝撃やねじれを吸収して無害化することができるのです。
また、重心が自然と前に傾き、体全体のバランスが安定してきます。
そうすることで、姿勢が良くなるだけでなく、体のゆがみも改善されます。
正しく痩せる立ち方のポイント
正しい立ち方のポイントは、「地面に対して垂直に立つこと」。
足の真上に骨盤をはめるイメージで立ち、その上に頭がくるように立ちます。
耳、肩、骨盤、足が一直線になるよう意識すると良いですよ。
痩せる立ち方のポイント①「肛門を締めるように」
まず、肛門に力を入れてしめるようにすると自然と骨盤が前に出て、足の真上に重心をおくことができます。
痩せる立ち方のポイント②「肩甲骨を背中の中心に寄せる」
肩の力を抜いて、肩甲骨を背骨の中心に寄せるようにすると、体が一直線になります。
痩せる立ち方のポイント③「足の指を床につけて踏ん張る」
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そして、足を肩幅に開いて、足の指を床につけて、指で踏ん張ることで重心が安定していきます。
そうすることで、余計な筋肉がつくことが予防できます。
痩せる立ち方のポイント④「下腹部に力を入れる」
お腹が出ないように下腹部に力を入れることを意識しましょう。
そうすることで、骨盤が前に出て、反り腰を予防できます。
これらの正しく痩せる立ち方は、筋肉を鍛えながら美しい見た目へと導くことができるのでおススメです。
インソールで重心を整える手も
「かかと重心」は、靴にインソールを入れて改善することも可能です。
「かかとが厚く設計されたインソール」を使用すると、重心を前に動かすことができ「3点重心」へ導くことができます。
その結果、体の全体のゆがみや太ることも改善されると言うわけです。
まとめ
かかとに重心をおいた「かかと重心」は、不安定な姿勢をカバーするために太ることが分かっています。
改善するためには、「足の指先」「足の指の付け根」「かかと」の3点で体を支える「3点重心」が有効です。
「地面に対して垂直に立つこと」を意識すると良いですよ。
手軽にできる対策として、かかとが厚く設計されたインソールを使用することもおススメです。