フレーバーティーの一種「アールグレイ」。
その独特で優雅な香りは、女性にとても人気の高い紅茶です。
しかし、アールグレイは、飲み過ぎに注意しなければいけない紅茶なんです。
なぜ、アールグレイを飲み過ぎるといけないのかその理由やアールグレイの成分・効果について解説していきたいと思います。
アールグレイを飲み過ぎるといけない理由
アールグレイを飲み過ぎると
・頭痛
・腹痛
・吐き気
・頻尿
・食欲不振
・貧血
などの症状を引き起こすリスクがあります。
その原因は、紅茶に含まれている「カフェイン」が主ですが、カフェインの他にも「タンニン」が鉄分の吸収を妨げ貧血を起こす原因にもなっています。
アールグレイの1日の適量は?
紅茶1杯約150ccのカフェイン量は約45mgです。
欧州食品安全機関では、体重70kgの成人の場合、1回当たり200mg程度のカフェイン摂取であれば急性毒性の心配はないとしています。
また、1日のカフェインの最大摂取量の目安は、1日当たり400mg、約カップ8杯程度です。
しかし、カフェインの作用には個人差があるので、「まだ大丈夫。」と安易に飲み過ぎないようにしましょう。
アールグレイの特徴
アールグレイの特徴は、ベルガモットの香り高い柑橘系の香りとスッキリとした味わいでアイスティーなどにもピッタリです。
アールグレイの成分や効果
アールグレイに含まれている成分や効果を見てみましょう。
カフェインによる脂肪燃焼・ダイエット効果
紅茶に含まれる「カフェイン」には、悪い効果だけでなく良い効果もあります。
まず、「カフェイン」には利尿作用や眠気を抑制してくれる働きがあります。
また、脂肪を分解し燃焼を高める効果があるのでダイエットにおススメです。
カテキンによるアンチエイジング効果
紅茶に含まれる「カテキン」は、ポリフェノールが豊富で強い抗酸化作用があります。
そのため、美容効果やアンチエイジング効果に優れています。
さらに、紅茶には食後の血糖値の上昇を抑える働きがあるため、食後に紅茶を飲むことで体内の糖の増加が抑えられ老化予防になります。
リモネンによる消化器官の保護
アールグレイの香りの素「ベルガモット」には、「リモネン」という成分が含まれており、「リモネン」には、胃の調子を整える働きがあり消化器官を保護してくれます。
また、胃もたれや便秘にも効果があるので、消化器官の不調が気になる方は、アールグレイティーを飲のも良いでしょう。
リモネンやテアニンによる便秘解消
紅茶には、便秘解消に役立つリモネンやテアニンが含まれているので、便秘や胃もたれ、下痢の改善に役立ち、腸内環境を整える効能があります。またテアニンは血流を良くする効能もあるので、むくみの予防にも役立ちます。
カテキン・テアフラビンによる抗菌作用・インフルエンザ予防
アールグレイをはじめ紅茶には、「カテキン」や「テアフラビン」などの成分が含まれており、抗菌作用があります。
そのため、インフルエンザや風邪の予防に役立ってくれます。
酢酸リナリル・テアニンによるストレスの軽減・リラックス効果
ベルガモットに含まれている「酢酸リナリル」には、心を落ち着かせる働きがあります。
そのため、ストレスや緊張による不安を軽減させてくれます。
また、「テアニン」にも心と体をリラックスさせる働きがあります。
酢酸リナリルによる抗炎症作用や鎮痛作用
ベルガモットに含まれる「酢酸リナリル」には、抗炎症作用や鎮痛作用があるため、喉の調子を整えたり口内の炎症の改善に働きかけてくれます。
テアフラビンによるコレステロール値の低下
「テアフラビン」は、カテキンが発酵してできる赤い色素で、強い抗酸化作用があります。
そのため、コレステロール値の上昇を抑制することができます。
まとめ
アールグレイを飲み過ぎると危険な理由は、頭痛や腹痛・吐き気などの体調不良を起こしてしまうからです。
しかし、脂肪燃焼やアンチエイジング効果など嬉しい効果もたくさんあります。
好きだからと何杯も飲まないように気をつけて、心地よいティータイムを過ごしてくださいね。