便秘にお悩みの方におススメなのが、コーヒーにオリーブオイルを入れる飲み方です。
実は、コーヒーは「便秘に良い」という考えも「便秘に悪い」という考えもあります。
その両方の考え方の解説やオリーブオイル入りコーヒーの作り方などを今回はご紹介したいと思います。
コーヒーにオリーブオイルを入れると便秘に効くって本当?
コーヒーにオリーブオイルを入れると便秘に効果的なのは本当です。
まず、コーヒーには整腸作用があるオリゴ糖「コーヒー豆マンノオリゴ糖(コーヒーオリゴ糖)」があることが分かっています。
コーヒーオリゴ糖について詳しく見ていきましょう。
コーヒーオリゴ糖の整腸作用
コーヒーオリゴ糖の働きが「整腸作用」です。
コーヒーオリゴ糖は、体内で消化されにくい性質があり大腸まで約96%が残存することが実験結果から明らかになっています。
難消化性のオリゴ糖であるため、大腸に生息しているビフィズス菌などの善玉菌のエサになります。
さらに、ビフィズス菌などの善玉菌のエサにはなりますが、大腸菌やウェルシュ菌といった悪玉菌のエサにはならないという優れた性質もあります。
これらの働きによって、コーヒーオリゴ糖には腸の調子を整えてくれる「整腸作用」があると言えるのです。
コーヒーオリゴ糖の整腸作用は実証済
コーヒーオリゴ糖を1日1g・2週間にわたって被験者が摂取したところ、排便回数・排便日数ともにコーヒーオリゴ糖の摂取量が増加するごとに上昇傾向にある結果が実証されました。
また、便中のビフィズス菌占有率を調べた結果、摂取前は9%だったのに対して摂取後は31%にまで上昇したのです。
これらの結果からコーヒーオリゴ糖の整腸作用が実証されたのです。
参考URL:コーヒーオリゴ糖について|AGFR
https://www.agf.co.jp/coffee_oligo/oligo/
オリーブオイルをプラスすると更なる便秘解消効果が
オリーブオイルにはオレイン酸という成分が含まれており、オレイン酸には大腸を刺激して活発化させる働きがあるので、コーヒーにプラスすることで更なる便秘解消効果が期待できます。
また、オリーブオイルは小腸で吸収されず大腸まで届き便をやわらかくする働きもあります。
目安は1日に小さじ2杯から3杯です。
便秘対策に効果的なオリーブオイル入りコーヒーの飲み方
次に、便秘対策に効果的なオリーブオイル入りコーヒーの飲み方をご紹介したいと思います。
朝に飲む
朝1杯のコーヒーにオリーブオイルを入れることで、ほどよく大腸を刺激し便秘解消が期待できます。
適量を飲む
コーヒーを飲むうえで大事な事は、適量を飲むことです。
コーヒーには、カフェインが含まれており利尿作用があるため飲み過ぎると便秘解消は期待できなくなってしまいます。
コーヒーは便秘に悪いという考え方も…
コーヒーには便秘に悪いという考え方もあります。
その原因は、「カフェインによる利尿作用」です。
コーヒーを飲むとトイレが近くなるという経験をされた方も多いと思いますが、それはカフェインの利尿作用の影響です。
利尿作用とは、水分がすぐに排出されてしまう働きのことなので、便をやわらかくするための水分が足りなくなると便が出にくくなってしまい便秘を悪化させてしまうことになります。
オリーブオイル入りコーヒーの作り方
最後にオリーブオイル入りコーヒーの作り方をご紹介したいと思います。
材料(1人分)
・水:90㏄
・牛乳:55㏄
・オリーブオイル:5㏄
・はちみつ:小さじ1杯
・インスタントコーヒー:ティースプーン山盛り1杯
作り方
・マグカップに、全ての材料を全部入れて500Wのレンジで4分温めたら完成です。
とっても簡単なので、毎朝の習慣に取り入れやすいですよ。
まとめ
コーヒーにオリーブオイルを入れると便秘に効くということが分かりました。
しかし、コーヒーには利尿作用があるカフェインが含まれているので飲み過ぎは禁物です。
ぜひ、毎朝の習慣にオリーブオイル入りコーヒーを取り入れて便秘知らずの体を手に入れてくださいね。